論文:Project Virtual Reality Check Phase IV(20110616-1)
PQR社の技術コンサルタント、Sven Huisman氏と、Login Consultants社のエンタープライズアーキテクト兼最高技術責任者(CTO)、Jeroen van de Kamp氏、そしてPQR社技術責任者のRuben Spruijt氏が「Project VRC: Phase IV」(VRCプロジェクト:フェーズIV)というタイトルの新しい論文を発表した。38ページ構成の同論文は、Virtual Desktop Infrastructure(VDI)環境でのアプリケーション仮想化技術の利用が及ぼす影響について貴重な洞察を述べている。
ここでは、VDI市場で最大かつ最も幅広く普及した3つのアプリケーション仮想化ソリューションが調査されている。Citrix Application Streaming、Microsoft App-V、そしてVMware ThinAppだ。これらのソリューションがVDIに与えるパフォーマンスの影響を測定するためにLogin Virtual Session Indexer(VSI)が使われている。
VMware vSphere 4.1で動作し、VMware View 4.5を使ってVMを導入するデスクトップVM上で複数のシナリオがテストされた。
- App-V関連のシナリオ
- キャッシュをプレインストールしたApp-V
- キャッシュをプレインストールし、クライアントをオフラインモードにしたApp-V
- HTTPストリーミングを使うApp-V
- RTSPストリーミングを使うApp-V
- RTSPストリーミングと圧縮パッケージを使うApp-V
- RTSPストリーミングと共有読み込み専用キャッシュを使うApp-V
- ThinApp関連のシナリオ
- ゴールデンイメージのローカルドライブにパッケージアプリケーションを載せたThinApp 4.5
- ネットワーク共有ファイルにパッケージアプリケーションを載せたThinApp 4.5
- ゴールデンイメージのローカルドライブにパッケージアプリケーションを載せたThinApp 4.6
- ネットワーク共有ファイルにパッケージアプリケーションを載せたThinApp 4.6
- 圧縮を高速、そしてディスクを最適化にセットしたThinApp 4.6
- Application Streaming関連のシナリオ
- raderun.exeを使い、XenAppサーバを使わずに事前キャッシュ済みアプリケーションが動作するApplication Streaming 6
- 1Gバイトのキャッシュサイズで事前キャッシュされていないアプリケーションが動作するApplication Streaming 6
- 5Gバイトのキャッシュサイズで事前キャッシュされていないアプリケーションが動作するApplication Streaming 6
これらのシナリオをベースに、VDIホストがホスティングできる最大ユーザ数に与える影響、アプリケーションの応答性に与える影響、そしてIOに与える影響が測定された。
いくつかの結論を以下に示す。
(※下記は引用部分の参考翻訳として掲載。)
テスト結果からは、Office 2007が完全仮想化された場合に20 – 45%の低下が可能になるVDIユーザの集約率にApplication Virtualizationが影響を与えることが示されている。これは最悪の場合のシナリオだと考えるべきだ。また、特定の(業務)アプリケーションがわずか2つしか仮想化されていない場合、セッションの集約率はわずか3 – 12%しか低下しない。
加えて以下もある。
(※下記は引用部分の参考翻訳として掲載。)
リード/ライトI/Oに対するストレージの影響も調査が行われ、ストリーミングアプリケーションはリードI/Oを20 – 44%低下させ、ライトI/Oを20 – 44%向上させるという一般的な結論が出ている。管理者の観点から見ると、配布手法としてオンデマンドのアプリケーションストリーミングを選択すれば管理上かなりのメリットがあり、リードI/Oの負荷も低減する。しかし、ライトI/Oに対する影響を無視してはならない。
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