リリース:VMware vShield Edge 1.0(20100907-7)
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VMware社は先日閉幕したVMworldカンファレンス(virtualization.infoの速報はこちら)開催中に注目すべき数の新製品を発表した。その1つが「vShield Edge 1.0」だ。
VMware社はvShieldセキュリティ技術を2008年10月にBlue Lane Technologies社から獲得した。これまでのところ唯一発売された製品はZonesだけとなっている。Zonesはステートフルインスペクションとアプリケーションレイヤ・ゲートウェイの両アプローチを使い、同一仮想ホスト上に導入された複数仮想マシン間の仮想ネットワークトラフィックのモニタリングおよびフィルタリングを行う仮想ファイアウォール。
vShield Zonesは2年近くが経過してもさほど成熟しておらず、VMware社はvSphere Advanced、Enterprise、Enterprise Plusの各エディションの一部としてこれを無償で提供している。
Zonesの制限で大きいのが、仮想ネットワークに出入りするトラフィックをフィルタリングできない部分だが、これは新しいvCloud Directorによって作成されたものなど、マルチテナントのクラウドコンピューティング環境における重要なニーズとなっている。
VMware社では、Edgeと呼ばれる新しいソリューションが含まれたvShield製品ファミリーをリリースすることでこの制限を克服してきた。
ZonesとEdgeは同じファイアウォール・エンジンを共有するものの、前者が特定の仮想ホストに結びつけられるのに対し、後者は特定のポートグループに結びつけられる。
この役割を果たすため、同エンジンは複数の新機能によって強化されている。
- サイト間VPN(IPSecのみ)
- NAT/DHCPサービス
- ウェブ負荷バランシング(ラウンドロビン・アルゴリズムと吸着性のあるセッションを使うHTTP/S)
- ローカルもしくはリモートのSyslog機能(ファイアウォールおよびNATルール、VPNコネクション、負荷バランシングセッション、DHCPバインディング)へのログオン
- API
VMware vCloudインフラの重要なカギを握るvShield Edgeでは、ネットワーク利用率を測定し、それをvCloud Directorとの統合時に特定のテナントの計算に入れることもできる。

VPNコンポーネントにも制限がいくつかある。事前共有キーモード、AESもしくは3DES暗号技術、そしてIPユニキャスト・トラフィックしかサポートせず、vShield EdgeとリモートVPNルータ間のダイナミックルーティング・プロトコルはサポートされない。
また、IPv6への言及も全くない。願わくばこのようなタイプのトラフィックをサポートしてもらいたい。
その導入方法からは、vShield Edgeが物理ネットワークスイッチ上のVLANと同じような方法で異なるポートグループを隔離できるようであることがうかがえる。
いずれにしても、このような機能を持つためには、顧客がコントロールしたいすべての仮想ホスト上に専用のLoadable Kernel Module(LKM)を導入する必要がある。ほかの機能を使う際にこのような必要条件はない。

EdgeやZone、そしてVMworldで発表されたそのほかの新しいセキュリティ製品をコントロールするために、VMware社では「vShield Manager」と呼ばれる別のコンポーネントを使っている。これは集中型ポリシー管理コンソールで、特定のライセンスが一切不要となっている。
専用のAPIがあるため、vShield ManagerにはウェブインターフェースもしくはVMware SDK経由でアクセスすることができる。
このようなAPIを使うことにより、ルールやログといったほかのvShield製品で生成された全情報の高度な操作が可能になる。
vShield Edge 1.0の価格は4538ドルからで、これには25台分の仮想マシンのプロテクトと、1年間の基本サポート(平日営業時間内対応)が含まれるが、SMB各社にとってはあまり手ごろな価格のソリューションとは言えない。
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