VMware Client Virtualization Platformが無期限開発延期に?(20100709-1)
VMware社は、ハイパーバイザーのクライアントエディションを2008年9月に発表した。「Client Virtualization Platform」(CVP)という名前が与えられた同製品は、2009年第4四半期ごろの発売が予定されていたが、ライバルのCitrix社同様、VMware社も期限に間に合わなかった。
同社は2009年9月にロードマップを更新し、CVPの登場が2010年上半期以降になることを示した。
そして3月、VMware社はリリース日を再度延期し、このときは2010年末へとしてきた。
そして今回、幹部に対して行われた新たなインタビューではVMware社がもはや具体的なスケジュールを約束しなくなったようだ。これは、CVPの準備をようやく整えた同社が競合各社を驚かせたいと考えているのか、あるいは技術的課題が予想を上回り、同社がこれを追加投資に見合う優先プロジェクトと考えなくなったかのいずれかを意味する。
一方、同社はいわゆる「オフラインVDI」を実現すべく、クライアントハイパーバイザーのメリットに関するメッセージを大幅に変更してきた。
やはり何度も延期されたが、まもなく登場するView 4.5ではWorkstationエンジン(VMware社のコンシューマー市場向けホステド仮想化プラットフォーム)ベースの代替製品が投入される。
VMware社は、タイプ-1仮想マシンモニタ(VMM:基盤となるプラットフォームもしくはハイパーバイザー)の方がタイプ-2VMMより競争上優位であることを何年も前から唱えてきた。
同社は当初、サーバ仮想化用に両方を用意していた。タイプ-1 VMMのVMware ESX Server、そしてタイプ-2VMMのGSX Serverだ。しかし、その後数年でR&D関連の投資は前者に集中するようになり、GSX Server(名前は単純にServerへと変更)は当初無償でリリースされ、その後開発中止へと追い込まれることとなった。
実際のところ、サーバの集約にはタイプ-1 VMMの方が適しており、KVMに賭けるRed Hat社以外の主力仮想化ベンダー各社はどこもが主にハイパーバイザーを重視している。
タイプ-2 VMMの方がクライアント側の仮想化に適している、とVMware社が言いたくなったのであれば、そのメリットを真っ先に享受するのはほかでもないRed Hat社となるだろう。
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