Diane Greene氏が復活:Nimbula社がステルスモードを脱してIaaSクラウドコンピューティング市場に参入(20100623-2)
確かに、virtualization.infoではVMware社の創業者兼元最高経営責任者(CEO)が新興企業であるNicira社の出資者として仮想化市場に再登場した2月に既に「Diane Greene氏が復活」のタイトルを使っている。
しかし、Nicira社は今のところまだステルスモードにあり、Greene氏が同社で経営以外の役割を担うことはおそらくないだろう。
だが、6月23日にステルスモードを脱した別の新興企業、Nimbula社(旧Benguela社)では同氏がもっと積極的な役割を演じるかもしれない。
Greene氏は役員に就任し、Amazon社やVMware社の元社員で構成される興味深いチームの顧問となる。
同社は、最高経営責任者(CEO)のChris Pinkham氏とWillem van Biljon氏によって2008年に設立された。
Pinkham氏は5年近く勤務したAmazon.com社でエンジニアリング担当バイスプレジデントを務め、Amazon Elastic Computing Cloud(EC2)を立ち上げた1人。Van Biljon氏はAmazon社の取締役の1人で、EC2の開発チームを統括したが、自身はMosaic Software社を設立し、11年以上にわたって同社を経営してきた。
これら2人以外にも、Amazon Web Services(AWS:EC2運営部門)の元EMEA(欧州・中東・アフリカ)担当業務開発ディレクター、Martin Buhr氏(営業/業務開発担当バイスプレジデント)、VMware社の元マーケティング担当シニアディレクター、Reza Malekzadeh氏(マーケティング担当バイスプレジデント)、そして元幹部・国際コミュニケーショングループマネージャのAmber Rowland氏が参加する。
Malekzadeh氏は2009年5月、Rowland氏は2009年第4四半期にVMware社を退社している。
virtualization.infoに対する説明のなかで、Pinkham氏は元VMware社員がNimbula社にほかに何人いるのか、あるいは何人が移籍しているのか明かさなかったが、同新興企業からは、「 VMware 1.0」とわれわれが呼ぶようになったものをうまく作り上げたチームのメンバーを懸命に探している印象を受けた。
Nimbula社は既に、Sequoia Capital社とVMware社の主導による第1回目の資金調達で575万ドルを確保している。
同新興企業はプライベートクラウドコンピューティング用にEC2ライクなプラットフォームを提供することをそのミッションとしていることから、この仮想化市場のリーダーから優秀な人材と関心を集めることに成功しているのだ。
同社のフラグシップ製品である「Director」を使えば、基盤上に仮想インフラを導入し、ワークロード管理、監視、計測と課金、認証(LDAPとActive Directoryをサポート)、フェデレーションなど、その上でIaaSクラウドプラットフォームにとって重要なすべてのサービスを提供することができるようになる。
Directorはネットワークやストレージレイヤのコントロールも行い、CLI、ウェブベースのクライアント、そしてJSON RestコールからアクセスできるAPIも提供する。
これは、パブリッククラウド・プラットフォーム(もちろんEC2など)に接続したり、複数のハイパーバイザーをサポートするために、今日市場に投入されている大半の仮想インフラの制限を超えて拡張できる設計になっている。いずれにせよ、同製品は今のところXenとKVMしかサポートしていない。同社はVMwareもサポートする計画だが、最初のリリースではそれは実現しない。
Nimbula Directorは、同社が「オーソリティ・フレームワーク」と呼ぶものを通じてマルチテナントとセキュリティも非常に重視している。ここには、だれが何を使うといったきめ細かいコントロール、コンプライアンス向けに強化されたログ機能、ポリシー主導のプロビジョニング、そしてトポロジーに依存しないセキュリティルールなども含まれる。
同製品は現在、ごく一部の選ばれた顧客によってベータテストが行われている。
正式版の発売は2010年下半期の予定。
Nimbula社はvirtualization.infoの仮想化レーダーに登録された。
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