Red Hat社はRHEL 6.0のベータでXenを打ち切り、Citrix社はOracle Enterprise Linuxへの移行を推奨 – 記事更新(20100423-7)
Red Hat社がKVM重視の計画を発表し、続いて同仮想化プラットフォームの保守を行っていた新興企業のQumranet社を買収したとき、そのXenインプリメンテーションが長く続かないことは明らかだった。
Enterprise Linux(RHEL)5.4と5.5でXenとKVMは共存したが、前者はRHEL 6.0で消えることになる。
実際、ComputerWorldによると、新OSの最初の公開ベータにはそれがもう存在しないという。
非常に興味深いことに、Citrix社データセンタ/クラウド事業部担当最高技術責任者(CTO)のSimon Crosby氏はComputerWorldで、「Red Hat社はXenコードベースにここ数年貢献していない」と語っており、KVMをサポートする判断を下したことでRed Hat社は市場に5年分の後れを取ったと示唆している。
しかし、より一層興味深いのは、Red Hat社の判断に関してCrosby氏が自身の企業ブログに書いている内容だ。
同氏はRed Hat社の顧客に対し、RHEL 5.x Xen仮想マシンをRHEL 6.x KVMマシンに変換する準備を整える代わりにOracle Enterprise LinuxもしくはNovell SUSE Linuxへ移行することを勧めているだけでなく、Citrix XenServer上のRHEL 5.x Xen VMへの移行を提案する以前からこれらの選択肢を提案しているのだ。
(※下記は引用部分の参考翻訳として掲載。)
…Linux/RHELベースの考え方で自分の仮想化された世界にアプローチするのならOracle Enterprise Linuxへの移行を勧めたい。こちらの方が優れたエンタープライズクラスRHELであり、一般的には最新となっていて、RHELとの互換性も保証されている。既存のRHELの最新ネットワークをOracle社の最新サーバに結びつける方法はわかりやすい。OracleはVMwareやXenServerなどのほかの仮想化プラットフォームでもOELをサポートしており、価格面でも、仮想環境でOELを運用する場合は物理サーバ1台分の定期利用料を支払うだけでよい。
もう1つの方法として、Oracle社のCEOに現状以上に管理されることが心配な場合は、Novell SUSE Linuxが優れたエンタープライズLinuxプラットフォームを提供していて、3000種類以上の認証アプリケーション、XenとXenServerのフルサポート、SAPと(Mono経由での)多くのMicrosoft .Netアプリの完全サポートを誇っている。
…
決定的な点として、OELとXenServer(さらに言えば、Oracle VM、Hyper-V、そしてESXiも)は無償ダウンロードが可能な製品となっている。一方、Red Hat社の製品で無償ダウンロードが可能なものは1つもない。さらに、RHEVでは、RHELの「仮想化プラットフォーム」版はなく、ネットにはソースも残っていない。Red Hat社に10ドルを送金すれば、ソースの入ったCDを送ってもらうことができる。そう、請求すればソースも入手可能だが、自分でそれをビルドする必要がある。なんと言うことだ。
Oracle社もCitrix社もそれぞれの独自のXenインプリメンテーションを提供しており、サーバ仮想化市場で競合関係にあると考えることもできるが、 Citrix社がOracle社を公に支持するのは今回が初めてではない。
両社間で密接な関係が築かれつつあるというのが全体的な印象だ。もしそうであるなら、Citrix社と20年前から提携してきたMicrosoft社の反応を興味深く見守りたい。
Citrix社は先週開催されたManagement Summit(MMS)2010カンファレンスにおいて、Microsoft社から同カンファレンス史上有数の支持を壇上で受けた。この2つに関連はあるのだろうか?
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